19日 8月 2013 鏡よ、かがみ。 夜は更けゆく。 美しい旋律にのって、静かで確かな強いひと。 その奏でる音色にすべての人は どこかへと舞い昇るような心地がしてしまって いつまでもこの夜が続くのだと 何度も杯をかわした。 夢から覚めるのが恐ろしいほどに だれもがこの目の前の光景に夢中になろうとしていた。 そのとき 誰もを映す鏡に 自分の姿はどこにもなかったと ひやりと目が覚めた。 tagPlaceholderカテゴリ: コメントをお書きください コメント: 0
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